けんもりブログ
2014.07.21
KENMORI-BLOG
ヤマユリ咲いた!夏の花々

明後日7/23は二十四節気の「大暑(たいしょ)」。
夏本番です!梅雨明けまで秒読み!(と信じたい…)
宮川も涼しいです。ふう~天然のクーラー~♪
森でも、夏の花が続々と咲きそろってきました。
ムラサキシキブ。
秋に気品のある紫色の実をつけますが、花はこのように可愛らしい桃色。
甘酸っぱい香りがします(*^_^*)
ヘクソカズラ。
白とえんじ色の天鵞絨(びろうど)で作ったような可愛らしい花をたくさんつけ、秋には金色にきらきら輝く真珠のような実をたわわに稔らせ、一年通して美しさを楽しむことのできるツル性植物ですが…
誰がつけたか「屁糞蔓」。
花や草をもむと強い青臭い匂いがするので、この名前がついたらしいですが、それにしてもひどい名前ですね。
オトギリソウも咲き始めています。
黄色い1cmほどの小さな花が集まって咲きます。
傷薬や虫刺されの薬として、昔から利用されている薬草ですね。
漢字では「弟切草」。
昔、鷹匠の兄弟がこの草の効用を知り、二人の秘密にしていたのを弟が他人にばらしたため、怒った兄が弟を斬り捨てた、という伝説があるらしいです。
ちなみに、オトギリソウの葉に小さな斑点がたくさん観られるのですが、これは弟の返り血だと言い伝えられています。
うひ~~(*_*)
その伝説には続きがあり、我に返った兄は狂ったように泣き叫びながら山野を彷徨い、いつしかホトトギスになって「弟、斬った!」と鳴きながら、今も飛び回っているということ。
オトギリソウの咲く季節に、ホトトギスが「キョカカキョケ!キョカカキョケ!」と激しく鳴きながら飛ぶのを見ると、なるほどと思ったりします。
そして、栃木に夏を呼ぶ花・ヤマユリが開花です!
寺山ダム周辺では7/16確認、森林展示館の植え込みは本日開花しました~♪
なんて優雅で豪奢な花なんでしょう(*^_^*)
こんな大輪の花が、ふつうに野草として咲いているのがとても不思議です。
この株は6輪も花をつけていますね。
宮沢賢治の童話「四又の百合」に出てくるような、10輪の株にはめったに会えませんが、一株に5輪以上というのは多いので、群生地は見ごたえがあります。
案内人2号も、北海道からはじめて栃木県に来たときは夏だったので、たくさんのヤマユリが迎えてくれたことを思い出します。
…といってもまだつぼみですが。
でも、県森通の方ならば、この画像だけでもピンとくるでしょう(笑)
レンゲショウマです。
今年も花数が多いようで、沢山見られそうです(開花は8月お盆頃になります)
夏も花いっぱいの県森に、ぜひお越しを!
(遠山)
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