けんもりブログ
2014.09.29
KENMORI-BLOG
コサメビタキ?の古巣ひろった♪
巡回中に、鳥の巣を拾いました!
アスファルトの上にポテッと落ちていたもの。
状況から見て、木から落ちてきたっぽい。
本体の直径は8㎝、産座(ひなが収まってる空間)はわずか4㎝ほど。
かなり小さめの小鳥ですね。
外は地衣類でおおわれていて、かなりしっかりと作られています。
なんだかドーナッツみたいだ…
産座はよく見ると、シカの毛がいっぱいはいっていました~♪
(白くて細い糸のようなもの)
ほいっと、裏側。
中は苔類をみっちり詰めた構造らしい。
底が扁平でどこかにくっついていたような造りなので、大きさや巣材からも、コサメビタキなのではないかと思われます。
スズメより小さな小鳥で、県民の森では夏に宮川渓谷沿いなどで繁殖します。
大木の太い横枝の上に、樹のコブに模してつくられたような、特徴的な巣をかけます。
真横から見ると、底の面がやや湾曲してへこんでいるかんじ。
太い枝に乗っかってたのがよくわかりますね~
そういや拾ったあたりで、夏にコサメちゃんがさかんに餌運んでましたなー
思わぬ、素敵な拾いものでした(*^-^*)
そのうち、森林展示館でも展示しようと思うので、お楽しみに!
※一部の例外を省いて、多くの小鳥類は毎年、巣を作りかえます。
このような使用後の巣は、もう使うことはないので持ち帰っても鳥は困りません。ご安心ください。
(遠山)