けんもりブログ
2014.11.13
KENMORI-BLOG
秋の実りと動物たち
1カ月以上前の話題で恐縮ですが、秋の実りと、それを食べている動物たちについてお知らせします。
管理事務所下の駐車場で、エゴノキの実がたわわに実っていたころの事。
(9/26撮影)
ヤマガラたちがせっせと毎日、通っていました。
エゴノキの実はヤマガラたちの大好物。
薄い果皮のなかに大きな種子があって、それを割って胚乳を食べます。
人間が近くにいるのも気にせず、入れ代わり立ち代わり、複数個体がやってきては…
実をくわえて、運び去ってゆきます。
見ていると、ちょっと離れた木の枝に止まって、足でしっかり実を押さえつけてコツコツコツとつつき、種子を割ろうとしていました。
この音は、この時季に雑木林などでよく聞かれますが、キツツキ類の木をたたく音と間違われやすいです。
たまに、枝と間違えて電線に止まってつつく子もいるので、ハラハラします。
あぶないからヤメテー感電しちゃうよー(-_-;)
さて、こちらは10月上旬の事。
(10/9撮影)
森では早くも、あちこちでクリの青いイガが落ちているなー…と思ったら。
よく観たら、どれも枝付きで落ちていて、しかもイガをかじって中身が無くなっています。
どうやら、まだ未熟な実を樹の上で食べて、残滓をポイした跡らしい。
枝の切口をよく観てみたら、あんのじょう刃物で切ったようにスパッと斜めに切られています。
おそらくムササビのお食事の痕。
しかし、こんなチクチクのイガをかじってまで中を食べようとするなんて、よっぽどクリは魅力的な木の実なんでしょうね~