けんもりブログ
2014.12.08
KENMORI-BLOG
【報告】森の集い「火おこし・たき火体験~親子で縄文の森体験」終了
11/22に、森の集い「火おこし・たき火体験〜親子で縄文の森体験〜」が開催されました。
じつは、県民の森周辺にも縄文時代の遺跡があるそうですが、今回は、その頃のひとたちが森でどんな生活をしていたかを体験してみました!
今回の講師・津野田陽介先生(矢板市教育委員会事務局生涯学習課)から、縄文時代とはどんな時代か、人々の生活は、などについてお話しいただきました。
(今回使用した石器・土器などの資料は、すべて栃木県埋蔵文化財センターよりお借りしています)
「舞錐(まいぎり)式」という火おこし法です。
横木を上下させることで心棒を錐もみさせ、摩擦熱で火種を作ります。
これを、火口(ほくち)に乗せて火にします。 今回使ったのは、園芸用の麻紐をほぐしたもの。
ちなみに火口にはほかに、布の消し炭、ガマやオヤマボクチの枯れた穂、脱脂していない綿なども良いですね。
火口にくるんで、しばらくプープー吹いていたら…あ、煙が大きくなった(゚д゚)
点いた!

このあとは、参加者の皆さんも体験です♪
力任せでなくて、リズムに乗るのがコツ。
じつは「舞錐式」は縄文時代の火おこし道具ではないのですが、縄文人はやはり同じような摩擦熱で火を点ける方法だったとされています。
今回、その大変さはじゅうぶん体験できました!
大変ですが、これが出来るようになると、なんだかどこでも生きていけそうな気がして心強いですね(笑)
見てる間に、参加者の皆さんも、続々と点けてゆきました!
そして、その火種を使って炭をおこして…

もちろん焼きますよマシュマロ♪
あと、お芋やリンゴなど、それぞれ好きなものを焼いて食べました(*^-^*)
そして火おこし体験イベント恒例、土器でお湯沸してお茶!

レプリカですが、発掘された本物と、同じ材料と製法で作られた土器だそうです。
…残念ながら、今回は時間の関係でお湯が沸くまでいきませんでした(ワクワクして沸くのを待っていた参加者のみなさま、申し訳ありませんでした!)が、ちゃんと飲めるお湯も沸かせるんですよ~
(遠山)