けんもりブログ
2013.11.17
KENMORI-BLOG
紅葉状況【ミツモチ登山道ブナ林(西コース)】
11月14日の、ミツモチ登山道中腹(標高800~1000m)ブナ林の様子です。
ミツモチ山には標高700mあたりを登山口に、西・中・東の3本の主要コースがりまして、西コースには中腹に見事なブナの巨木林があります。
今回はその様子を見に行ってきました。

西コースは全国育樹祭会場跡地の駐車場からです。
出発のまえに、その隣にある東屋から高原山山麓の西側を一望。
土上平県営牧場付近でしょうか、黄葉が綺麗に色づいているのが見えます。
画面には入っていませんが、西平岳中腹もまだ残っている様子。
尚仁沢あたりもきれいかなー?

スギヒノキ植林から登り始め。
しかしここのところ、ピカピカの快晴が続きますね~♪

標高800mあたりからブナ林に入ります。
斜めに撮った写真に見えますが、コレちゃんと水平に撮ったものです。
地形の傾斜がきついから、なんだかそんな風に見えるのでしょうね。

お、カエデ類の紅葉が良い感じですねー♪
光を浴びてキラキラ輝いています。

わずかに残っていたブナの黄葉。
黄葉が終盤という事もあるのでしょうが、この一帯は台風26号の強風被害が大きかったところで、ほとんどのブナの葉が色づく前に落ちてしまっています。
枝先をよく見れば、葉がぼさぼさに引きちぎられて葉脈だけが残っていました。
今更ながら、あの日の強風のすさまじさを思い知ります。
それがなければ、きっと樹冠は金色の海だったでしょうね。
来年に期待!

深紅のレースをまとったようなブナの大木。
ミツモチ登山中腹は、カエデ類でも大柄な葉をもつハウチワカエデやウリハダカエデが多いので、紅葉も見ごたえがあります。
頂上付近はもうすっかり紅葉は落ちてしまっているらしいですが、中腹はまだまだ綺麗でした。
西側斜面を透かし見ると、オレンジや赤い色もかなり見えます。
今週中ぐらいが、散策にちょうど良いかもしれません。
<おまけ>ブナの根元

大きさは、右下に見える案内員2号の靴(26cm)を参考にしてください。
ブナ特有のこの、まるで粘性の高い溶岩が流れ出して固まったような、シワシワのある樹皮。
ゾウの足ひざみたいでもありますね♪
(遠山)