けんもりブログ

2016.03.04

KENMORI-BLOG

ミソサザイ初鳴き!

今日は暖かく、山の空気もぼうっとかすんでいます。
ポカポカした陽気に、外を巡回していたら、いろいろな生きものに出会いました。


ミツバチの仲間(またはそれに擬態したハナアブの仲間)が、フキノトウの咲いた花に来ていました!
花に来る翅のついた昆虫は、案内人2号にとっては今季の初認です(*^_^*)
明日は二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。
小さな動物たちが冬ごもりから覚めて動き出す時季、という意味の日ですが、まさにピタリと大当たりですね~


ツノハシバミのつぼみも膨らんできました。
細長い葉巻のようなのは雄花、真っ赤な芽は雌花です。
咲くと赤いイソギンチャクのような雌花、開花が楽しみです!


足もとの地面ではコナラの実生が、真っ赤な子葉をぐぐっともたげ始めていました。
フクジュソウも、花をいっぱいに広げて陽を集めています。



少し曇ると、花をすぼめます。
このパラボナアンテナ型の花の中心部は、なんと外気と5~6度は違うそうで、暖かさを提供することで花粉を運んでくれる虫たちを呼び込むのだろうと言われています。
そして本日、宮川でミソサザイのさえずりを初確認です!
チチチチルルルルチュリリリ…と力強い声が、谷中に響いていました。
インタープリターにとっては、夏鳥のシーズンを告げる声です。
春が怒涛のようにやってきます。
(遠山)

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