けんもりブログ
2016.04.23
KENMORI-BLOG
早春が走り去ってゆきます
今日も朝から、オオルリが周辺で絶好調に鳴いています。
こうやって森林展示館の中でブログを書いていても、外から声が聞こえてくるぐらいです。
昨日4/22は、県森構内でもツツドリの初鳴きでした。
ふもとの田にも水が入り、ヤマブキもヤマザクラも満開です。
もはや早春とは呼べませんね。
日当たりのよい草地では、フデリンドウの可憐な姿。
リンドウの仲間ですが、花径15㎜ほど・草丈も10㎝足らず。
和紙で作った紙細工のおもちゃのような、可愛らしい春の花です。
県民の森では、森林展示館周辺の芝生などで見られます。
カタクリは終わりましたが、ニリンソウはまだ最盛期。
ウスバサイシンの花も4/19に宮川遊歩道で初確認。
「え?花ってどれよ?」と思われるかもしれませんが、根元あたりにひっそりとついております。
カンアオイの仲間で、コロッとした濃い赤紫の、目立たない花です。
鮮やかな緑のハート形の葉は良く目立ちますが、その下にこんな花が潜んでいるとは…
見つけるととても嬉しくなる、案内人2号のとても好きな花なのです♪
ムラサキケマンもあちこちに。
里にも多い、ケシ科の花。
冒頭の写真のようにアップで見ると、ひらひらと飾りのたくさんついたミュール(ヘップサンダル)のようですね(*^_^*)
同じケシ科のヤマエンゴサク。
こちらはあまり広い地域では見られないし、数も多くありません。
また「春植物」と呼ばれる、早春にだけ地上に姿を現す植物で、今のこの時期にしか見られない花です。
季節が走り去ってゆきます。
(遠山)