けんもりブログ
2016.06.18
KENMORI-BLOG
梅雨の森の彩り。
もうすぐ夏至ですね。
季節の移ろいが目まぐるしく、森を彩る草木も次々と移り変わっていきます。
お見せしたい美しいものが多すぎて…連投、失礼いたします。
梅雨に入り、森もうるうると潤い、まとまった雨が降るごとに一気に生気が満ちるのが解ります。
霧雨の日は、スイカズラの甘い香りが、しっとりした空気の中を漂います。
スイカズラの仲間は、花が二つ寄り添って咲く種類が多く、仲良さげに見えますね。
花は最初、咲いたときは真っ白ですが、だんだん黄色く変化していきます。
(手前の黄色がかったほうは、奥の白いのよりも先に咲いたもの)
モミジイチゴの実が、たわわに実っています。
ゴールデントパーズのような、透明感のある美しさです。
果実の上に、ひっそりとザトウムシ。
甘い実にあつまる小さな昆虫を狙っているのでしょうか?
ニガイチゴも熟しています。
こちらはルビーのように真っ赤ですね。
折り紙のようなヤマボウシの花。
花期はピークを過ぎました。
赤い実が楽しみです♪
こちらは花期はほぼ終わりました、ノイバラ。
梅雨入り直前には、爽やかな香りを森に振りまいていました。
そして、今の時季の主役はコアジサイ。
香りがとても強く、花は見えなくとも、近くを通ると甘い芳香で群落があるのが判るぐらい。
構内は各所に群落があり、最盛期を迎えています。
(場所は、森林展示館窓口にて地図でご説明しますので、気軽にお立ち寄りください)
梅雨後半も、次々と花が咲いていきますので、お楽しみに!