けんもりブログ

2016.08.13

KENMORI-BLOG

盛夏の渓流 花々たち

お盆です!

 
気づけば、森林展示館周辺もツクツクボウシが鳴き、野鳥たちの巣立ちビナの声で賑やかになっていました。

森は盛夏の真っただ中、レンゲショウマ以外の花々も、ご紹介したいと思います。

ヤマジノホトトギスも花期に入っています。

これから初秋まで、山歩きの眼を楽しませてくれる花です。

真夏の暑い日差しがとてもお似合いの、ボタンヅルが最盛。

テッセンなどと同じクレマチスの仲間です、降るようにたくさんの小さな白い花をつけるのが特徴です。

夏の宵を彩る、メマツヨイグサも咲いています。

マツヨイグサの仲間は、お月様のような透明感のある黄色い花を、夜に開き、朝にはしぼんでしまう一日花。

「待宵草」の名前の由来もそこにあります。

夜間に活動するガの仲間などに、花粉を運んでもらう虫媒花でもあります。

ノササゲの可愛らしい花も、咲きはじめていました。

黄色いソックスをはいた足のような、小さな花がたわわにぶら下がっています。

こちらはトチバニンンジンの赤い実。

葉がトチノキに似ていて、高麗人参のような根をつけるので、この名があります。

ツチアケビが、早くもソーセージのような実をつけていました。

そうそう、8/9の旧暦七夕に、森林展示館玄関に展示していた七夕飾りをお焚き上げ(?)しました!

来館者の皆様には、さまざまな願い事の短冊を下げていただきましたが、無事、天に届けましたよ~(*^_^*)

と、こんな感じで夏も折り返しを過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きます。

花咲く、涼やかな宮川渓谷にぜひおいでください。

(遠山)

けんもりブログ - 最近の記事

2021
01/19

昆虫達の冬の過ごし方

1月20日は一年で最も寒さが厳しい「大寒」。 池も時折、凍ります。 木々はたくさ…

2020
05/11

カタバミ

  庭の片隅や道端でもよく見かけるカタバミ。 かわいいハート3つの葉はクローバー…

2020
04/30

タネの運び屋

  風も暖かくなって、地表ではアリがせわしく歩いているようになりました…

森