けんもりブログ

2016.08.19

KENMORI-BLOG

珠からうまれたタマアジサイ

今日は、キラキラの快晴です!

昨日に続き、本日も宮川の水流は豊かです。

沢の水飛沫も、さわやかに。

はーーーーー涼しい~~~(*´д`人´д`*)

そんな爽やかな森で、いっそう涼をひきたてるタマアジサイを、今回はご紹介します。

(いつも同じタイトルで申し訳ありません…)

薄紫の両性花に、純白の装飾花。

なんとも気品のある色合いのアジサイです。

県民の森構内では、林道高原線(森林展示館~キャンプ場~県道56へ抜ける道路)の群落がピークを過ぎました。

このタマアジサイ、アジサイの仲間なのですが、咲く前は苞につつまれていてこんな球形。

これが「玉紫陽花」の名の由来だそうです。

案内人2号としては、「玉」より「珠」の字をあてたいところです。

しゅるしゅると珠がほどけて…

ポン!

アジサイになりました。

でも実は、まだこの状態では「開花」ではないのですよ。

中心部の紫色の両性花をよーく見てみると…

このとおり、つぼみの塊なのです。

アジサイの仲間は、たくさんの花が集まって一つの花のようになっているのですね。

ちなみにこちらが、開花した状態。

雄しべがよく目立ちますが、ちゃんと雌しべもありますよ。

中心部の薄紫の花たちは、両性花(雄花と雌花を両方もつ花)なのです。

そして、ふちを彩る白い装飾花。

こちらは雄しべのみ、あります。

花期も終盤なので、観るなら今ですよ!

(遠山)

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