けんもりブログ
2016.09.06
KENMORI-BLOG
草原に星降る アケボノソウ
9月です。
明日9/7は二十四節気での「白露(はくろ)」。暑気はまだまだ抜けませんが、日差しが秋めいてきました。
森でも、晩夏~初秋の花ツリガネニンジンが最盛です。
(撮影は8月)
ヤマボウシも、赤く熟しはじめています。
秋の花ウメバチソウは、まだ硬いつぼみ…
そして、「そろそろかな…?」とアケボノソウの群落に行ってみますと…
咲いていました!(*^_^*)
リンドウの仲間で、山地のやや湿った場所に咲く花です。
那須や日光でも見られますが、県民の森構内にも群落があります。
花弁の模様を、夜明けの星々にたとえて「曙草」。
なんとも雅な命名ですね。
黄色い点は蜜腺で、これで昆虫を呼んで花粉を運んでもらうそうです。
2枚上の写真の左下にも、今まさに蜜腺にやってきた蟻が、ペトリと雄しべの花粉を付けられている様子が写りこんでいますね(笑)
ところで、真上からのアングルで撮った画像ばかりよく目にする花ですが、横から見るとこんな感じ。
実はけっこう、ひょろりと背の高い草なのです。
こうやって見ると、近い仲間のセンブリとそっくりですね~
高原の秋が、本格的に始まりました。
(遠山)