けんもりブログ
2017.02.03
KENMORI-BLOG
厳冬の森 野鳥情報など
本日は節分、明日は二十四節気の「立春(りっしゅん)」で、暦の上では春となります。
ただし実際は、山では厳冬期の真っただ中ですよね。
その代わり、日が長くなったのを感じます。
晴れた日は、日差しが眩しく、くっきりと青い空が広がります。
宮川の沢は雪かぶり。
雪の白と、青空とのコントラストが美しいです。
創造の滝ですが、一昨日に行ってみたら、こんなことに…
滝壺の表面が凍ったのが、水位が下がってバキバキに割れていました。
一年のうち、今だけの風景です。
本日は、こんな様子。
水がすっかりなくなり、氷柱が広がっています。
写真を撮りに来ているお客様の姿も。
午後は陽が射さないので暗いですが、午前は陽が射しこむのできれいですよ。
さてさて、冬鳥たちも本番です。
【ここ最近の観察できる冬鳥】
シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、エナガ、ゴジュウカラ、コゲラ、アカゲラ、カワラヒワ、マヒワ、ホオジロ、カシラダカ、ベニマシコ、ルリビタキ、ジョウビタキ、カケス、ツグミ、シロハラ、アトリ群、ヤマドリ、キジバト、カワガラス、ミソサザイ などなど
今年は何故か、イカルの声をあまり聞きません。
かわりにアトリは本日、300羽以上の大きな群れを確認しました。
暖かい日は、カワラヒワやマヒワも森林展示館周辺でさえずっています。
今年は特に、ヤマガラの個体数が多く感じられ、周辺ではすぐ近くまで近づいてチョコチョコしている姿を毎日見かけます。
沢では、ミソサザイの動きが活発になってきました。
レンジャク類もそろそろ注意していないと、やってきてもおかしくない季節ですね。
(遠山)
<ご注意>遊歩道では岩の裂け目や、凍結した上に薄雪がかぶって見えなくなっている場所も多いので、散策の際は転倒などしないよう足元に十分お気をつけ下さい。