けんもりブログ
2017.07.17
KENMORI-BLOG
【報告】夏の昆虫観察会 ナイトウォッチング
7/19 梅雨明けしましたね。
最近はニイニイゼミやヒグラシの声がよく聞こえて来るようになりました。
県森の虫たちも夏真っ盛りで活発になってきていますね。
さて遅れましたが、15日に開催された
『夏の昆虫観察 ナイトウォッチング』の報告をさせていただきます。
夜のイベントでしたが、10組32名様がご参加くださいました。
まずは昆虫博士の講義を受けつつ、暗くなるのを待ちます。
どんな昆虫がいるかワクワク
今回の昆虫観察会では
虫を捕まえるトラップとして事前に4種類のトラップを設置しました。
まずは①FIT(フィットトラップ)
FITとは、フライト・インターセプト・トラップ(Flight Interception Trap)の略で
飛翔する昆虫の通り道に透明の障害物を置いて
衝突して落ちた昆虫を採集するトラップです。
②PIT(ピットトラップ)
PITとは、ピットフォール・トラップ(PItfall Trap)の略で
地表徘徊性の昆虫を採集するための落とし穴トラップです。
見えずらいですが、地面に穴を掘ったところに
プラスチック製のコップを埋め込んで入口を大きな葉でカモフラージュしています。
③ライトトラップ
光に寄ってくる昆虫の習性を利用した採集方法です。夜行性の虫を採集する場合に有効な手段のひとつです。
④バッタホイホイ(※正式名称ではありません笑。スタッフ間での呼び名です。どちらかというとライトトラップに近いかな?)
バッタホイホイとは、バッタを採集目的として低めのスタンド電球を綿で覆い、
ライトに呼び寄せられて集まった昆虫の足を綿に絡ませるトラップです。
今年初めて仕掛けました。
それぞれのトラップに行って、集まってきた昆虫を観察したり採集したり。
その後、室内で同定作業
皆さん黙々と図鑑とにらめっこ!
ひとつひとつ見比べてじっくり調べていましたよ。
見分けが難しい昆虫は昆虫博士に教えてもらいました。
この日採取できた昆虫はおよそ50種類!
観察できた昆虫たちの一部を紹介します!
サクラコガネ
蛾の仲間は大小たくさんきてました!
フタツメカワゲラの仲間
フタスジモンカゲロウ
セアカツノカメムシ
ヒグラシ
コガネムシいろいろ~
他にもバッタ目、ハチ目、ハエ目、コウチュウ目などたくさんの昆虫たちが見られました。
子ども達の中にはお目当てのかっこいい昆虫がいなかったのでがっかりされている子もいましたが、
また昆虫に会いに県森へ来てもらえたらいいなと思います。
森の中にはたくさんの昆虫たちが活動しているということがわかるイベントでした!
是非、皆さん県民の森へ遊びに来てみてください
※今回のイベントでは採集した昆虫の持ち帰りは公正をきすため、皆さまにご遠慮頂きました。
※県民の森では昆虫の採集・持ち帰りは可能ですが、大量に乱獲するのはご遠慮下さい。
※動物、鳥、植物の捕獲・採取は禁止されております。
(本多)