けんもりブログ

2017.08.20

KENMORI-BLOG

秋の気配~レンゲショウマ情報~

最近パッとしないお天気ばかり。

掃除や洗濯もなかなか気持ちよくできず、

気分もなかなか上がらないのは私だけでしょうか

先日ちょっとした晴れ間があったので、今しかないと思い、宮川を歩いてきました。

春先から渇水していた宮川は、連日の雨で下流の”反省の滝”まで復活!

この創造の滝は、近くに寄るとしぶきが感じられるほどになりました。

一番気になっていたのがレンゲショウマの咲き具合。

上流はちょうど見頃を迎えていました。

うす暗い林内で透きとおった白い花びらに、玉のような蕾が愛らしいですね

下流は蕾のほうが多いような気がします。

今週中が見頃となりますので、まだご覧なってない方はぜひお早めにお越しください。

場所によっては薮の中に埋もれていたりして観察しにくい場所がありますので、

レンゲショウマの詳しい事については森林展示館へお問い合わせ頂ければ、ご案内させていただきます。

レンゲショウマ以外にもお花が続々咲きはじめています。

宮川では、カノツメソウがよく目につきます。ダケゼリ(岳芹)とも言われています。

小さな白い花が可憐で、白い線香花火のよう

BBQ広場近くの遊歩道からのぞくと…

イワタバコの花が終盤を迎えておりました。

観察や写真撮影される方は落ちないように気を付けてくださいね!

キツネノカミソリ

春先に伸び出す白みがかった葉をキツネの剃刀にたとえた名前だそう。

モミジガサ

春先にでる若葉は山菜としても親しまれていますね。

ゲンノショウコ

西日本では紅紫色が、東日本は白いものが多いようです。

オクモミジハグマ

カシワバハグマはまだ蕾。花はこれからです。

一足先に先客がいました!!

ちょうどバッタが脱皮直後の休憩中

記念に抜け殻シリーズを集めているスタッフのため、抜け殻だけお持ち帰りさせてもらいました。

頑張って大きく成長してね~

ヌスビトハギ(盗人萩)

果実の中央の節の所で大きくくびれ、鞘が二つ並びます。果実の表面には密生したカギ状の毛で動物や衣類にくっついて種を運びます。

それにしてもおもしろい名前です。

名前の由来としては「実の形が盗人の忍び足に似ている」「実が知らない間にこっそり服に付くのが盗人っぽい」などと諸説あるそうです。

アキノギンリョウソウ

ギンリョウソウによく似ていることから、ギンリョウソウモドキとも言われています。

ツリフネソウ

細い距がくるくると渦を巻いているのが何とも可愛らしいです

マツカゼソウ

日本に自生するミカン科の草本。葉などに柑橘系ではない、独特の匂いがあります。

クリの実のトゲもだいぶ硬くなって、手で握ると痛くなってきした。

秋の花も咲きはじめ、森は秋の気配が漂っています。

(本多)

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