けんもりブログ

2013.04.17

KENMORI-BLOG

「春の花」観察会下見

この4/20(土)開催予定の主催事業「好きです!春の花」の下見に行ってまいりました。 

 

今回は、当日講師のT先生とご一緒でした♪ 
職員研修もかねていますので、案内員も真剣にメモ、メモ! 
 
 
で、何を真剣に地面を観ているかというと…

見つけた! 
じつはこれ、カタクリの実生の芽で、種から発芽した1年目のもの。 
 
カタクリは花が咲くまで8年ほどかかると言われています。
毎年、花は咲かさずとも春には芽を出すのですが、始めての年はごらんのように、一本の針のような形のをピューンと出します。 
よく見ると、先には種の殻が(笑)
 
ちなみに、右下に出ている平べったい形の芽は、2~3年目のもの。
 
 
 
ゼンマイはっけん! 
なんだか、動物の指先のようです(笑)
 
 
 
エイザンスミレ。 
 
カタクリはやや終盤ですが、スミレの仲間が見頃になってきています。
 
 

横からも見て、距(きょ)の形や葉の様子も観察。
エイザンスミレは、細かく切れ目の入った葉と、ぷっくりと丸い距が特徴。
 
スミレの仲間は種類も多く、国内でもかなりの種類が確認されています。 
葉の形や毛があるかないかなど、見分けるポイントはたくさんありますが、花の後ろに突き出ている「距(きょ)」と呼ばれるかかとのような部分の形も、重要な見分けのポイントになります。 
 
 

こちら、アケボノスミレ。 
花色が、まさに曙の空のようできれいですね♪
 
 

そして横から。 
こちらも距は丸いですが、葉がこのように丸まって出るのが特徴。 
 
 
それぞれの特徴をおぼえるのは大変ですが、自分で見分けられると野歩きも楽しいし、愛着もさらに湧きますよね♪ 
 
 
 さてさて、4/20当日はどんな野の花に出会えるでしょうか??? 
 
 
 (遠山)

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