けんもりブログ
2013.04.18
KENMORI-BLOG
ブナの花って美味しいの?
暖かい日がつづき、遊歩道をパトロールも気持ちいい県民の森です。
流れにしばしたたずめば、水の音・鳥の声でにかこまれて、なんだかウトウトしてきましたよ(笑)
昨日は、センダイムシクイさえずり初認でした。チヨチヨビー♪
********************
歩いていると、ブナの大木の下に、小枝がバラバラと落ちていました。
見れば、花がたくさんついています。
こちらがブナの雄花。
ふさふさして、子犬の耳の先のようですね。
こちらが雌花。
割ってみると、三角形の小さな実が入っています。
これが大きくなって、あの三角錐のドングリになるのですね。
周りを見ると、まだまだたくさん落ちていました。
風で折れて落ちたにしては、多すぎる…
よく見たら、根元が刃物のようなスパッと切られたような痕。
花の房も、付け根からスパッと。
そう、これ、ムササビの食べた痕なんです。
小枝を噛み切って、花をもしゃもしゃ食べ、ポイと捨てたモノ。
ムササビは、リスやネズミと同じげっ歯類で、ナイフのようによく切れる門歯(もんし=前歯)を持っています。
それで、噛み切った痕が、こんなきれいな切り口なんですね。
県民の森のなかにはムササビも住んでいて、森を歩けば、こうした生活の痕を拾うことが出来ますよ。
しかしたくさん落ちていましたね。
お腹いっぱいになったかなー?
(遠山)