けんもりブログ
2013.05.06
KENMORI-BLOG
目に青葉
昨日5/5は、二十四節気でいうところの「立夏(りっか)」でした。
暦の上では、夏となります。
それにふさわしく、この大型連休は暖かい日が続いたおかげで、宮川渓谷の新緑もすすんでおります。
5月の宮川渓谷を代表する、イヌブナの新緑。
森林展示館周辺の標高の川筋では、イヌブナの巨木が多く自生しています。
(標高が高くなると、ブナの巨木林もあります)
葉に陽がすけて、緑の光でキラキラ。
イヌブナによく似ていますが、こちらはチドリノキ(カエデ科)。
花が咲いていました。
葉が同じ場所から2枚ずつ対になって出ている様子が、鳥のチドリの足跡(千鳥足)に見える、ということで、この名がついたらしいです。
この、同じ場所から葉や枝が対で出ている、というのは、カエデの仲間全般にみられる特徴。「対生(たいせい)」と呼びます。
イヌブナは、葉や枝が互い違いに出ている「互生(ごせい)」という特徴を示すので、ここが見分ける簡単なポイントになります。
ヤマツツジも、つぼみがほころびはじめました。
高原山にツツジ類の咲き誇る季節は、すぐそこまで来ています。
(遠山)