けんもりブログ
2013.05.21
KENMORI-BLOG
霧の森 ミツモチ山・山頂~東コース(第二展望台経由)
さて、昨日のミツモチ下見の続きです。
山頂近くなると、まだ早春の雰囲気がしていました。
標高1000~1100m付近の尾根の様子。
ブナやミズナラの高木類の新緑がさほどすすんでなく、上空をおおう葉もまだ少なく、林床は明るい眺めでした。
まだ葉が展葉せず、花の咲いているブナの株もチラホラ。
国有林側斜面のアカヤシオ群落は連休明け頃に終了していますが、昨日はトウゴクミツバツツジの群落が、見頃を迎えていました。
(登山道からだとちょっと見えにくいかもしれません)
ゴヨウツツジの群落でもあるのですが、花が見当たりません…
と思ったら、コマドリの声が!
ツツジ咲く中、霧まぎれてヒンカララ♪
ツツジ咲く中、霧まぎれてヒンカララ♪
なかなか風情がありますね~
標高1150m付近から、尾根沿いを直登ルートは終わり、尾根の少し下をゆるゆると横断するルートに入ります。
あと15分ほどで頂上だー
頂上に着いたら、咲き始めたゴヨウツツジが出迎えてくれました。
1分咲きといったところでしょうか。
よく見ると、どの株にもつぼみがたくさん付いています。
今年のゴヨウツツジは、下のほうの群落がいずこも花芽自体の付きが良くなく、咲いている株もチラホラ見える程度といった状況で、かなり心配していたのですが…
良かった!
トウゴクミツバツツジモ見頃を迎えています。
この分だと、ミツモチ山頂や八方ヶ原など高山地帯の群落は、いつもどおりの景色を見せてくれそうです。
さて、下りは東ルートから。
第二展望台まで、砂利道をゆーっくり降りていくルートです。
第二展望台まで、砂利道をゆーっくり降りていくルートです。
晴れていたら、遠くは八溝山地まで県北西部の景色が眼前に広がるのですが…
今日はガスで視界20m足らず。残念。
でも、可愛らしい花たちが姿を見せて、目を和ませてくれました。
ユキザサも咲き始め。
カエデ類の花も満開です。
これはオオイタヤメイゲツ。
霧雨に濡れるズミの花。
第二展望台付近まで降りてくると、ヤマツツジの咲き乱れる中に、トウゴクミツバツツジやズミの花が。
そして第二展望台から見下ろしたツツジ園。
5/18に撮ったときより、開花が進んでいますね。
この日は霧が出て、なかなか素敵な雰囲気でした。
第二展望台からはルートを西側に変え、モミとアカマツの森を通り抜けて帰りました。
これから夏に向け、森はますます美しくなっていきます。
ぜひ、県民の森においでください。
(遠山)