けんもりブログ

2013.06.23

KENMORI-BLOG

八方ヶ原のお花状況

昨日6/22に八方ヶ原の状況を確認しに行ってまいりました。

まずは大間々から。
ごらんのようにレンゲツツジ群落の花期は終了していました。
カッコウが「八方、八方!」と鳴いています。
ツツジ花期この土日までは続くと思っていましたが…今年は少し短かかったように感じます。
また来年!
サラサドウダンも花期終盤。
散ってなお美しい花です。
八海山神社~釈迦ヶ岳登山道の群落は、まだ咲いているでしょう。
今月末には、桃色の花が登山道に玉砂利のように散るのが見られると思います。
八海山神社方面へ少し歩いてみたら、ハナヒリノキが咲いていました。
これでもツツジ科です。
ふと林の中を見ると、青い瞳の目玉が、ギョロリとこちらを見ていました!
…と思ったら、ギンリョウソウ。
草の頭頂についている丸い球が実で、割ると中に種がならんでします。
さて、次は少し下がって、<山の駅たかはら>周辺に。

こちらは、ノイバラが咲き始めていました。

標高500mほどの森林展示館周辺ではもう終わっているので、高度差を感じますね。

まだ3分咲きほどなのですが、周りはもう、あのバラ独特の清々しい香りでいっぱいです。
赤いオオイタヤメイゲツの翼果が、花のように見えます。
ノアザミも風に揺れています。
アザミといえば秋の花のイメージですが、このノアザミは春~夏に咲きます。
シジミチョウの仲間が交尾中でした。
小さくてきれいなチョウですね。
木にたくさん飴玉みたいなものが下がっているな、と思ったら、ハンショウヅルが咲いていました。
キンポウゲ科センニンソウ属で、センニンソウや園芸種のテッセンなどと近い仲間です。
これ以上はあまり開かないそうです。
なかなかつつましやかな雰囲気の花ですね。
大きなツツジの仲間の季節は終わりましたが、これから夏に向けコバギボウシ、ツリフネソウ、ヤマユリ、レンゲショウマなどが次々咲いてゆきます。
高原山のお花のシーズンはまだまだ続きますよ!
(遠山)

けんもりブログ - 最近の記事

2021
01/19

昆虫達の冬の過ごし方

1月20日は一年で最も寒さが厳しい「大寒」。 池も時折、凍ります。 木々はたくさ…

2020
05/11

カタバミ

  庭の片隅や道端でもよく見かけるカタバミ。 かわいいハート3つの葉はクローバー…

2020
04/30

タネの運び屋

  風も暖かくなって、地表ではアリがせわしく歩いているようになりました…

森