けんもりブログ
2013.07.03
KENMORI-BLOG
水辺の生き物たち
昨日7/2は、雑節の「半夏生(はんげしょう)」でした。
ホタルブクロも咲いています。
そして、この週末7/7は七夕で、二十四節気の「小暑(しょうしょ)」がはじまり、暑中見舞いを出せるようになります。
いよいよ、夏が始まります。
森林展示館下の池でも、数日前からアカネトンボ・いわゆる赤とんぼの仲間が、大群でおしよせています。
画像はおそらくアキアカネ…でいいと思いますが、どうでしょうか?(^_^;)
赤とんぼといえば秋のイメージですが、アキアカネは夏の間は高地で過ごしているそうです。
秋になると、繁殖のため里の方に降りるので、多くの人には秋のイメージなんだとか。
赤とんぼ類の群れに混じって、オオルリボシヤンマやオオシオカラトンボが、ぶんぶん飛び交っています。もう少ししたらオニヤンマもやってくるでしょう。
カエル天国が終了したあとは、トンボ天国になる展示館下の池です。
ホタルブクロも咲いています。
右端のはもうこれで咲いた状態で、これ以上は開きません。
昔、蛍をこの花にいれて遊んだことから、この名がついたそうです。
ということは、蛍もそろそろ飛び始めていると言う事…
森林展示館周辺ではありませんが、県森構内にも蛍の情報はあります。
いつか、夜の観察会などでみなさんにお見せできるといいですね。
池のそばを歩いてみたら、モリアオガエルの卵から、オタマジャクシが流れ出していました。
(白いままの卵が見えますが、無精卵でしょうか。)
雨粒があたるたびに、じぶんでもぞもぞと動いて、水に落ちていきます。
池の中には、いろいろな大きさのオタマジャクシでいっぱい…
おそらく、モリアオガエルとツチガエルのがほとんどでしょう。
5月下旬からはじまり、6月中旬にピークを迎えたモリアオガエルの産卵。
卵塊からオタマジャクシが出てくるまでおよそ2週間ですから、今まさにオタマ出現ピークですね。
無事にオトナになるんだよー
ついでですが、以前ご紹介した6/1頃の上陸直前のアズマヒキガエル幼生。
スケール代わりに一円玉入れてみたので、その小ささをご実感ください。
(遠山)