けんもりブログ
2013.07.04
KENMORI-BLOG
梅雨明けまぢか?
7月に入り、梅雨も終盤でしょうか。
森林展示館の玄関に立てば、毎日、宮川のほうからどうどうと水音が響いてきます。
傾聴の滝も、このとおりです。
まわりではオオルリ、キビタキ、クロツグミが鳴いているはずなのですが、沢音で聞こえにくい…
と、贅沢な悩みも云ってみたりして。
沢で見つけた、名前のわからぬキノコ。
湿度が高いので、菌類も元気です。
キノコといえば秋のイメージですが、じつは梅雨前~夏によく見る種類も、意外と多いようです。
遊歩道の林で、バイカツツジが咲いていました。
ツツジと聞くとイメージする、斑点(蜜標)のある漏斗状の花を咲かせる種類ですが、花径は20mmにも満たない小さなツツジ。
梅雨のなかばを過ぎたころ、林の薄暗いところで咲く灌木です。
葉陰にひっそりとうつむいて咲くので、見落とすことが多く、地面に散ったのを見てはじめて咲いていたのを知る花でもあります。
宮川を少し離れて、山の中で見つけたアジサイの仲間。
おそらくヤマアジサイ(サワアジサイ)でよいと思われます。
花色の変異の多い種らしいですが、見渡したところ、周辺には白い花の株ばかりでした。
葉の上に、虫瘤はっけん!
アップにしてみましょう。
桃色の小さな豆みたいですね。かわいい♪
ただし、調べてみましたが同定できませんでした…
気象庁の発表によれば、関東甲信地方の今年の梅雨入りは5/29頃で、10日ほど平年より早かったそうです。
そして、平年の梅雨明けはだいたい7/21頃とか。
少なくとも、折り返し地点は超えたと考えてよいでしょうか。
心はすでに夏ですが。
(遠山)