けんもりブログ
2013.08.11
KENMORI-BLOG
ぽつぽつと林に燈る洋燈
昨日にもまして、暑いですね。
県民の森は、都市部よりはるかに気温が低く涼しいのですが、それでも森林展示館周辺はここ数日、気温30度以上を記録しています。
そんなときは、遊歩道へ。
バーベキュー広場の前は、こんなかんじ。
沢に降りることもできるので、足を浸して涼むのにちょうどよいロケーション♪
さて、涼んでばかりもいられないので、お仕事です。
自然情報収集に遊歩道をパトロール。
レンゲショウマが見頃を迎えていました。
大きな群落をつくる花ではないので、一面に咲いているという雰囲気ではなく、林の奥の斜面を透かし見ると点在しているのがわかる、といったかんじです。
しかし、ポツポツと火が燈るように咲いている様子は、かえって幻想的ですね。
偶然見つけたときは、なんだか流れ星を見つけた時の嬉しさと似ています。
ところで、これは上からのアングルでも撮ってみたもの。
このように葉が写っている写真は珍しいんじゃないでしょうか?(笑)
花がうつむいて咲くので、Webで検索しても下から撮ったアングルの写真が多く、こうやって葉の全体像が写っているものはあまり見かけませんよね。
株の下部に広がっている、鋸歯が目立つ三出複葉がレンゲショウマの葉です。
この葉が同じキンポウゲ科のサラシナショウマと似ているので、「蓮華のような花を咲かす升麻(ショウマ)に似た草」ということで、「蓮華升麻」と名付けられたらしいです。
(遠山)