けんもりブログ
2013.08.29
KENMORI-BLOG
高原に秋の風
各地から厳しい残暑のたよりが届いておりますが、高原山は日々、秋の気配が濃くなっております。
たまにヒグラシが鳴くと、真夏に戻った感じがして季節感がゆらぎます。

気づけば、ミズキの実も黒く色づき始めていました。
野鳥が好んで食べる木の実で、不自然に枝がゆさゆさ揺れていたら、たいていヒヨドリなど小鳥類が食べに来ています。

ウドの花。
柱頭が見えないので、まだつぼみだと思われます。
なんだか花火のようですね。

育樹祭会場跡地周辺では、キクイモらしきキク科の花が満開でした。
「らしき」というのは、この仲間(キク科ヒマワリ属)は園芸品種が多いので、断定は避けたいから。
ちなみに、特定外来生物のオオハンゴウンソウによく似ていますが、オオハンゴンソウの葉はヨモギのように細かく切れ込んでいて、筒状花の集まり(花の中心部)がツクシの頭かドングリのように盛り上がります。

ヤマジノホトトギスも花期真っ盛りです。
このように、葉のわきに1~2個の花をつけます。

ホトトギスの名前の由来は「杜鵑」で、野鳥のホトトギスからですが、花の斑点模様がホトトギスの胸の模様に似ているから、というのが有力な説です。
…うーん、似てるかなー?
また、よく似た仲間にヤマホトトギスがありますが、そちらは草の頭頂にまとまって花を付けるので、そこで見分けられます。
(遠山)