けんもりブログ
2014.03.16
KENMORI-BLOG
【報告】スタッフ研修 湯元スノーシュー体験

先週は、またもやスタッフ研修で奥日光に出張でした。
今回は、湯元でスノーシュー体験。雪の森をわっせわっせと歩いてきましたよ!
ご案内いただいたのは、日光自然博物館の自然案内員さん。
スタッフ研修なので、ガイドとしての冬の安全管理などについても勉強してきました。

まずは、スノーシューの説明と履き方、注意点から。
初めて履くスタッフもいたので、丁寧に教えていただきました。

いざ、森に出発!
朝まで吹雪いていたので、サラッサラの新雪です(*^-^*)

見て下さい、このダケカンバの巨木。
さすが、奥日光はスケールが違う…

山の動物のお話で、こんな小道具も。
うれしそうな案内員1号(笑)

もちろんありますよ、ツキノワグマの爪痕。

これ、なんだかわかりますか?
小さな雪のかけらが斜面を転がり落ちるとき、ほかの雪をくっつけて大きく成長した塊です。通称「雪まくり」。
埋まっていたので、形がよくわからなくなっていますが、よく見るとロールケーキかアンモナイトみたいな形をしています。

下に人がいないのをよく確認して、えいやっ。

さらに大きくなりながら、転がっていきました。
なお、ここはすぐ下が平坦な地形なので大丈夫でしたが、斜面が続くようなところでは危ないのでダメだそうです。
どこなら大丈夫かというのも、ガイドさんが付いて教えてくれるから、安心して遊べますね♪
…おっと、もちろん研修なので、ただキャッキャと遊んでいただけじゃありませんよ。

雪を掘り、層の雪質が変化していくのを確認しているところ。
冬の野外ガイドでの安全管理についても、いろいろと教えていただきました。
このあと、雪崩れの起きやすい環境かどうかを確認する「弱層テスト」もやってみました。

こんな感じでえっさえっさと登り、休憩地点まで。
中禅寺湖、湯の湖、男体山がキラキラと輝いています(*^_^*)
はー、苦労してたどりついたところからの景色は、最高ですね~
帰りは一気に下りです。

ひゃっほー!

スノーシューでも埋まるぐらいの、パウダースノーです。
滑ったり駆け下りたり、みんな楽しそう~
このあとは、クマの爪痕やリス、野鳥を見つけたりしながら、ワイワイと帰ってきました。
研修とはいえ、とても楽しんできたのは云うまでもありません♪
今回あらためて感じたのは、ちゃんとガイドさんに付いてもらうと、知らないフィールドでも短い時間の中でも、何倍も楽しめるのということでした。
たとえば斜面を滑り降りたり雪塊を投げるにしても、「ここは大丈夫です」「こういうやり方が安全です」とそのつど云ってもらえることで、安心して楽しむことに集中できるからだと思います。
ただその分、ガイドの安全・危機管理能力がどれだけ重要かをあらためて感じ、インタープリターとして身が引き締まる思いのした研修でした。
スノーシューのあとは、日光自然博物館で見学。
なんとこちらも解説付きのご案内をいただきました♪

うわ!天井になにかいる!(゚Д゚*)
巨大なザトウムシの模型。
こいいうの森林展示館でも作ってみようかな?
(遠山)