けんもりブログ
2014.04.22
KENMORI-BLOG
両生類の季節もやってきた
標高500mほどの森林展示館周辺では、カタクリもスミレも咲いたし、オオルリ・キビタキもさえずり始めました。
野鳥、野の花と、県森夏シーズンの主役たちが出そろい始めましたね。
さて、もう一つの主役、両生類たちも活発に動き始めています。
すでにテキストではお伝えしていますが、ここのところの県民の森構内・両生類情報をダイジェストでどうぞ~♪
●4/12アズマヒキガエル卵塊初確認(森林展示館の池)

4/4に成体1を確認していましたが、中旬前後から数匹を確認、4/12に卵塊の確認ができました。

4/4に成体1を確認していましたが、中旬前後から数匹を確認、4/12に卵塊の確認ができました。

では失礼して、触らせていただきます♪
ヤマアカガエルと違い、粒々の卵塊でなく、長いウドンのような卵のうに入っています。
これ一本で一腹分ですが、長すぎてからまって、何個体分あるのか解りません…
少し遅れて、例年では5月上旬にミツモチでもカエル合戦が観られるので、楽しみです♪
●4/12ヤマアカガエル孵化はじまる(森林展示館の池)

4月上旬に産み付けられた卵塊から、続々とオタマが出てきております。

4月上旬に産み付けられた卵塊から、続々とオタマが出てきております。
池の金魚に捕食されないよう、水量を調整したり囲いをつくったり、(石下)が奮戦しております。
この日、池の底を見ると、抱接しているカップルがいました。
4/4以降は卵塊は増えていないのですが、昨年は5月連休頃にも新しい卵塊があったので、まだまだ産卵シーズンは終わっていないと思われます。
●4/19トウホクサンショウウオ卵塊初確認(宮川渓谷)

そして今回の発見!宮川渓谷でひさびさにトウホクサンショウウオ卵塊を確認しました!

そして今回の発見!宮川渓谷でひさびさにトウホクサンショウウオ卵塊を確認しました!
水がよどんだところ、落ち葉の溜まった下に産み付けられています。
ここ数年、確認できる数が減ってきていて心配でしたが、今年はなんとかこの一か所確認できました。

卵のう(卵の入っている袋)の表面にはっきりした細かい縦条線が入るのが、特徴です。
2本で一腹分なので、4本あったから2匹いたのかな?
このあとは、5月下旬にはモリアオガエルも動きはじめます!
県民の森は水辺もにぎやかになりますよ。楽しみですね~♪♪♪
(遠山)
(サンショウウオ類の産卵場所は非公開とさせて頂いております。あしからずご了承ください。)









