けんもりブログ
2013.03.27
KENMORI-BLOG
水源の森・春の妖精たち
みなさん、こんにちは。
暖かい春の陽射しの中、栃木県県民の森もこの4月から新しく生まれ変わりました!
これからはこちらのブログで、県民の森スタッフが森の不思議や日々のステキなことを、みなさんにお届けしたいと思います。
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雪の消えた森からも、さっそく早春のたよりが届きはじめました♪
宮川渓谷遊歩道ではいま、カタクリがつぎつぎと咲き始め、ぽかぽかした日だまりの中で、優しげな桃色の花をゆらしています。
開花の初確認は3/21。例年より10日間ほど早めかな?
ところで、みなさんは「春植物(はるしょくぶつ)」「スプリング・エフェメラル」という言葉を聞いたことはありませんか?
カタクリのように、早春の頃いっせいに発芽し、花を咲かせ実を結ぶまでをすべてすませてしまう植物を「春植物」と呼びます。
そして昆虫などもふくめ、春植物のような生態のもの=早春のうちだけ地上に現れあとは姿を消す生物を「スプリング・エフェメラル(=春の儚いもの)」と呼んでいます。県民の森にはこのような、まるで妖精のような生き物がたくさんいます。
茶色い落ち葉のあいだから、可愛らしい花たちがつぎつぎと姿をあらわすなんて、なんだか不思議。
このあと、カタクリに続けとばかりにキクザキイチゲ、アズマイチゲ、ニリンソウ、スミレの仲間などが咲き始めます。
4月の県民の森は、これからとてもにぎやかになっていきますよ♪
儚いけれど力強い、この時期だけにしか見られない生き物たちに会いに、ぜひ県民の森にきてくださいね♪♪♪
(遠山)