けんもりブログ
2016.04.07
KENMORI-BLOG
けんもりスミレ図鑑 [04] タチツボスミレ
タチツボスミレ
[Viola grypoceras]

(20160405 尚仁沢)
宮川渓谷でタチツボスミレが咲きはじめました。
昨日、尚仁沢湧水地でも咲きはじめのタチツボスミレを数株見かけました。

花の咲いている株数はまだまだ少ないのですが、
これから一番多く見られるスミレですので早めにご紹介します。
—
花の色は白~淡紫色。
色の濃さ、赤系、青系、大きさも個体差がある。
個人的にはすっきりとした清涼感があるイメージ。

花柱は単純な筒型。
側弁基部は無毛。

萼片は細長くとがり、付属体は目立たない。
距は細長く普通紫色を帯びる。(写真は紫色が薄めの個体)
小包葉が花柄上部につく。

花柄は無毛が典型だが有毛のものもある。(品種ケタチツボスミレ)
毛があるとニオイタチツボスミレと紛らわしいが、
ニオイタチツボは花色が濃く、芳香があるなどで見分ける。
ちなみにニオイタチツボには毛がない変種も存在する。

葉はハート形。

裏面。

[Viola grypoceras]

(20160405 尚仁沢)
宮川渓谷でタチツボスミレが咲きはじめました。
昨日、尚仁沢湧水地でも咲きはじめのタチツボスミレを数株見かけました。

花の咲いている株数はまだまだ少ないのですが、
これから一番多く見られるスミレですので早めにご紹介します。
—
花の色は白~淡紫色。
色の濃さ、赤系、青系、大きさも個体差がある。
個人的にはすっきりとした清涼感があるイメージ。

花柱は単純な筒型。
側弁基部は無毛。

萼片は細長くとがり、付属体は目立たない。
距は細長く普通紫色を帯びる。(写真は紫色が薄めの個体)
小包葉が花柄上部につく。

花柄は無毛が典型だが有毛のものもある。(品種ケタチツボスミレ)
毛があるとニオイタチツボスミレと紛らわしいが、
ニオイタチツボは花色が濃く、芳香があるなどで見分ける。
ちなみにニオイタチツボには毛がない変種も存在する。

葉はハート形。

裏面。

托葉は櫛の歯状に深く切れ込む!
これがタチツボスミレ類の最大の特徴。
淡紫色のスミレは最初に葉をかき分けて、
根元にモシャモシャした糸状の托葉を確認し、
花柱が筒型であれば、ほぼタチツボスミレ類。
その仲間で県内で広く見られるのは、
タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ。
ほかにオオタチツボスミレ(唇弁紫条が網目状、距が白い)、
エゾノタチツボスミレ(側弁基部有毛)、
ナガハシスミレ(距が長い)などもあるが産地は限られる。

地上茎があり、茎の葉の付け根からも花柄が出る。
地上茎の有無は、本来スミレ識別の重要なポイントだが、
環境や生育状況によってはわかりにくいケースもあるので要注意。
—
タチツボスミレは変異が大きく、変種、品種も多数存在します。
上記の「ケタチツボスミレ」のほか、
これがタチツボスミレ類の最大の特徴。
淡紫色のスミレは最初に葉をかき分けて、
根元にモシャモシャした糸状の托葉を確認し、
花柱が筒型であれば、ほぼタチツボスミレ類。
その仲間で県内で広く見られるのは、
タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ。
ほかにオオタチツボスミレ(唇弁紫条が網目状、距が白い)、
エゾノタチツボスミレ(側弁基部有毛)、
ナガハシスミレ(距が長い)などもあるが産地は限られる。

地上茎があり、茎の葉の付け根からも花柄が出る。
地上茎の有無は、本来スミレ識別の重要なポイントだが、
環境や生育状況によってはわかりにくいケースもあるので要注意。
—
タチツボスミレは変異が大きく、変種、品種も多数存在します。
上記の「ケタチツボスミレ」のほか、

葉脈が赤いものは「アカフタチツボスミレ」という品種になります。

花も赤みが少し濃めになります。
県民の森でもよく見られる品種です。
ほかに
花が桃色の「サクラスミレ」、
花弁が白く距が紫色の「オトメスミレ」、
ほぼ純白の「シロバナタチツボスミレ」、
葉身が細長い三角状の「ホソイスミレ」
などの品種が県内で確認されていて、
近縁の種との雑種も少なからず存在します。
見た目や雰囲気に大きく幅がある種なので、
タチツボスミレの特徴があるかないか、
大まかな判断だけはできるようにしたいと思います。

いずれにしても県内でもっともよく見られる種なので、
淡い紫色のスミレを見かけた場合は、
最初にタチツボスミレの可能性を疑った方がよさそうです。
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