けんもりブログ
2016.03.11
KENMORI-BLOG
花たちも雪帽子かぶり
啓蟄を過ぎて、暖かい日が続くなー
…と思ったら、昨日今日は雪でした。
宮川も雪景色。
(道路に積雪はありませんのでご安心ください)
満開だったフクジュソウも、うつむいています。
フキノトウも寒そう。
昨日、案内人3号が見つけてきたツクシも、みぞれの帽子をかぶっています。
気づくと、ダンコウバイもいつのまにか本格的な開花シーズンを迎えていました。
綿帽子がなかなか絵になりますね(*^_^*)
なんと、オキナグサがもう蕾を出していました。
雪の解けたしずくをまとって、なかなかに美しい風情です。
こうやって見ると何か赤い果実のようで、俗名の「カワライチゴ」と呼ばれているのも納得できます。
明後日からはまた暖かさが戻るという予報なので、この花々たちも、陽の光に晴れて顔を上げることでしょう。
生命の美しさが躍動する季節が始まります。
そして、今日は3/11。
栃木県の皆さんにとっても忘れらぬ日と思われますが、県民の森でも矢板市の公共無線で午後にサイレンが鳴らされ、もう五年も経ったのかと思いを馳せつつ、哀悼の意をもって黙とういたしました。
そんなヒトの想いに関わりなく、森の季節は移ろい、何千年も繰り返されてきたように今年も春がやってきます。
自然の素晴らしさを伝えるのが仕事のインタープリターとしては、今この美しい世界のひとかけらも見逃さぬよう、精いっぱい頑張って生きたい、と思いました。
(遠山)