けんもりブログ
2018.06.16
KENMORI-BLOG
恋するモリアオガエルたち
本日のけんもりはしとしと雨。
こんな日はカエルたちの声がよく聞こえてきます。
森林展示館前の池や滝には毎年やってくるモリアオガエルの卵塊が増えてきましたよ!
毎日カスタネットを叩くような鳴き声が鳴り響き、産卵のピークに入ってきているようです。
池の周りに生えている木の上の卵塊。
こちらは創造の滝の上部。
水面までは私の背より少し高いので約2mくらいありますかね。
近くでみるとこんなのです。
この卵塊はつやつやしてまだ白さも際立っているので、最近産み付けられたものでしょう。
田んぼや池などの水中に産み付ける粒々のにょろにょろした卵とは違い、
モリアオガエルの卵は泡の中にあります。
どうやって泡を作り出しているのかというと、
モリアオガエルは普段は山の中に生息する森林性のカエルですが、
繁殖時期の4月~7月になると池や湿地に集まってきます。
オスは鳴きながらメスを待ちます。
メスが産卵場所にやってくると、オスはメスに抱きつき産卵が始まります。
1匹のメスに複数のオスが群がることもしばしば。
産卵と同時に粘液をだし、オスメスが足でかき混ぜ泡立てるのです。
ひとつの泡の中には約300~800個程の卵が入っていると言われていて、
泡には乾燥を防いだり、温度を一定に保つ効果や外敵から守る役割もあるようです。
次に、どういう意図で樹上の木の枝に産み付けるのか?
それはオタマが出てくるところをみれば一目瞭然。
これは卵から孵ったオタマが泡の中で動きはじめている卵塊です。
オタマは泡の中で今日のような雨を待ち、雨水と泡と一緒に流され水辺に流れ落ちるという仕組み。
卵塊の下には必ず水辺があります。
(たまに道路沿いの側溝の上や大雨の水溜まりの上などに卵塊を見かけることもありますが…)
先日孵ったモリアオガエルのオタマ。
孵ったばかりのオタマのお腹には栄養の袋を抱えています。
しばらくはその栄養で生活します。
水辺に落ちた他のオタマは外敵から見つからないように
そそくさと旅立っていきました。
独特な方法で子孫を残していくモリアオガエル。
7月頃までは展示館周辺で鳴いてるので、運が良ければ会えるかも!
展示館では、そんなモリアオガエルのオタマを展示しておりますので、
ご興味ある方は是非お越しください。
(本多)









